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北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大

講談社選書メチエ 112

出版社名 講談社
出版年月 1997年9月
ISBNコード 978-4-06-258112-7
4-06-258112-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 326P 19cm

商品内容

文学賞情報

1998年 第20回 サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

要旨

時は中世、ヨーロッパ北方をめざす「もう一つの十字軍」があった。教皇の名の下、「異教徒を根絶」すべく残虐の限りを尽くすドイツ騎士団。それを正当化した「思想」とは何か?大殺戮批判が生んだ「人権思想」とは?三世紀に及ぶゲルマン・スラブの相克から「大航海期」までをも展望し、ヨーロッパ拡大の理念とその矛盾を抉りだす。

目次

プロローグ 映画『アレクサンドル・ネフスキー』が語るもの
第1章 フランク帝国とキリスト教
第2章 ヴェンデ十字軍
第3章 リヴォニアからエストニアへ
第4章 ドイツ騎士修道会
第5章 タンネンベルクの戦い
第6章 コンスタンツの論争
エピローグ 「北の十字軍」の終焉とヨーロッパのグローバルな拡大

出版社・メーカーコメント

知られざるもう一つの十字軍を本邦初紹介。改宗か死か――教皇の名の下、北の異教徒に殺戮の限リを尽くすドイツ騎士団。300年の相克が生んだ「ヨーロッパ」の北方拡大と人権思想の誕生を鋭く解明する。