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ガーナのココア生産農民 小農輸出作物生産の社会的側面

研究双書 498

出版社名 日本貿易振興会アジア経済研究所
出版年月 1999年10月
ISBNコード 978-4-258-04498-6
4-258-04498-9
税込価格 3,300円
頁数・縦 262P 21cm

商品内容

文学賞情報

2000年 第21回 発展途上国研究奨励賞受賞
2000年 第21回 アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞受賞

要旨

ガーナの主要輸出産品であるココア(カカオ豆)は、そのほとんどがガーナ人農民による小規模経営によって生産されている。本書ではこの小農輸出作物生産の社会的諸側面の特徴を、ガーナ南部の三つのココア生産村での実態調査をもとに明らかにしようとした。実態調査および分析で注目したことは、個々の農民が土地や労働力などの資源にどのような権利を有しているのか、またそのような権利関係は土着の諸制度とどのように連関しているのか、という点である。さらに諸資源への権利関係と土着の制度とが、ココア生産に関与するさまざまな主体間に存在する権力関係とどのように結びついているのか、という点についても明らかにしようと試みた。

目次

第1章 ガーナのココア生産の概要
第2章 労働力調達と労働契約
第3章 交錯する土地権利関係
第4章 ジェンダー関係とココア生産
第5章 経済格差の構造とその動態
第6章 政策変化と農民