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アビ・ヴァールブルク記憶の迷宮

出版社名 青土社
出版年月 2001年10月
ISBNコード 978-4-7917-5918-7
4-7917-5918-4
税込価格 3,960円
頁数・縦 397P 22cm
シリーズ名 アビ・ヴァールブルク記憶の迷宮

商品内容

文学賞情報

2002年 第24回 サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

要旨

図像表現の細部に宿るパトスを一身に受けとめた美術史家アビ・ヴァールブルク。その妄想と錯乱を孕んだ思考のただなかに沸騰する情念の論理を精緻に解読し、20世紀思想史の未踏の領野を照らしだす輝かしい力作。

目次

第1部 両極性―1908‐1923(棄教者として
星辰の魔神たち
クロイツリンゲン、地獄篇
蛇儀礼講演)
第2部 情念―1886‐1907(ヴィーナスたち
ニンフ=グラディーヴァ
初期ルネサンス人たちの肖像
イメージの病理学)
第3部 記憶―1924‐1929(記憶劇場のドラマトゥルギー
よみがえる異教の熱狂―図像アトラス「ムネモシュネ」(一)
ヨーロッパ文化の夢分析―図像アトラス「ムネモシュネ」(二)
ヴァールブルクのダイモン)

著者紹介

田中 純 (タナカ ジュン)  
1960年生まれ。現在、東京大学大学院助教授。専攻は表象文化論、ドイツ文化研究。近代建築史、都市論、美術史、写真論、文学、現代思想を横断する脱領域的知性の持ち主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)