• 本

ユージニア

出版社名 角川書店
出版年月 2005年2月
ISBNコード 978-4-04-873573-5
4-04-873573-X
税込価格 1,870円
頁数・縦 444P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • すべて読み終わった後、最終章を三回読み返した。残念なことに、私にとっては非常にわかりづらい結末でした。犯人が最初わかってしまうのですが、その後の、関係者の証言により事件に迫っていく様子は大変迫力があり、読み応え十分でした。しかし、毒をどのようにして手に入れたかという謎は明かされずじまいだったし、最後に重要人物として奥様が登場するのに、ほとんど人物について語られていないなど、今回の作品は燃焼しつくすことができませんでした。(かまた)

    (2005年7月24日)

商品内容

文学賞情報

2006年 第59回 日本推理作家協会賞受賞

要旨

遠い夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。知らなければならない。あの詩の意味を。あの夏のすべてを。

おすすめコメント

あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、十七人が毒殺された―。ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が年月を経て、さまざまな証言によって暴かれていく。真実を話しているのはいったい誰なのか!?

著者紹介

恩田 陸 (オンダ リク)  
ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)