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フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析

出版社名 平凡社
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-582-70279-8
4-582-70279-1
税込価格 4,180円
頁数・縦 316P 22cm

商品内容

文学賞情報

2008年 第60回 読売文学賞 評論・伝記賞受賞

要旨

フロイトは大のイタリア通であった。鉄道恐怖をかかえながらも、生涯で二十回以上も長靴の半島へ足を踏みいれている。そして驚くことに、『夢判断』をはじめフロイトが精神分析理論を構築する重要な契機のことごとくにおいて、イタリアが大きな影を落としている。本書は、旅行中の膨大な書簡からフロイトのイタリア体験を再構成し、芸術強迫、考古学偏愛、骨董蒐集、食通、買物好きなど、その旅の内実を徴候的に読み解いたうえで、フロイトの主要テクストを詳細かつ大胆に検討する。

目次

イタリアからの便り
「イタリアへ向かって」/「生殖器」
「石は語る」
レオナルドとミケランジェロへの挑戦
イタリアのフロイト―カトリシズムとファシズムの狭間で

出版社
商品紹介

大のイタリア通であったフロイト。その体験を膨大な書簡等から再構成、精神分析理論に刻印された長靴の半島の楔を明かす。

著者紹介

岡田 温司 (オカダ アツシ)  
1954年生。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)