• 本

壊れた福祉

出版社名 講談社
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-06-214599-2
4-06-214599-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

文学賞情報

2008年 第8回 日本文芸アカデミー賞 大賞(2014年14回で終了)受賞

要旨

国は私に死ねと言うのか。「後期高齢者医療制度」が福祉の惨状にトドメを刺す。還暦記者がみずから歩き、肉声を拾い集めた執念のルポ。

目次

第1章 続発する孤独死
第2章 老老介護の現場から
第3章 リハビリ難民
第4章 孤立する障害者たち
第5章 生活保護行政の冷酷
第6章 高騰する老人ホーム
第7章 介護報酬泥棒
第8章 苦悩する介護従事者たち

出版社
商品紹介

いまこの瞬間も、人知れず死んでいく老人がいる。その他、国から見捨てられた障害者、リハビリ患者、認知症患者…。この国の福祉がおかしい。

おすすめコメント

日本は「弱者切り捨て国家」になったのか!いまこの瞬間も、人知れず死んでいく老人がいる。「孤独死」である。その他、国から見捨てられた障害者、リハビリ患者、認知症患者…。この国の福祉がおかしい!

出版社・メーカーコメント

「姥捨て山政策」と悪名高い「後期高齢者医療制度」が、2008年4月にスタートした。日本はいつから、これほど老人に冷たい国になってしまったのか。都心で続発する孤独死、いつ終わるか知れない老老介護、「自立支援」の名のもと「孤立化」を進める障害者自立支援法、不公平な生活保護行政、「格差」を助長するだけの老人ホームビジネス――。福祉の現場に山積する課題について、還暦を超えた記者がみずから歩き、肉声を拾い集めた。「国は私に死ねというのか」という高齢者の声が胸を刺す。誰にとっても他人事ではない「福祉の惨状」をくまなく描いた決定版ルポルタージュ!(本書は目にやさしい大きな活字、ゆったりとしたレイアウトで編集されています)

著者紹介

中里 憲保 (ナカサト ケンポ)  
1945年、北海道生まれ。札幌西高校卒業後、日本国有鉄道(現JR東日本)勤務。青山学院大学卒業後、学習研究社「学習・科学」編集部部員となる。1970年からフリーの雑誌記者となり、医療界、政官界を主なフィールドとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)