苦役列車
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2011年1月 |
ISBNコード |
978-4-10-303232-8
(4-10-303232-4) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 147P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2010年
第144回
芥川賞受賞 |
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要旨 |
友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫太。或る日彼の生活に変化が訪れたが…。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか―。昭和の終わりの青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と因業を渾身の筆で描き尽くす表題作と「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を収録。第144回芥川賞受賞。 |
出版社 商品紹介 |
一杯のコップ酒を心の支えにその日暮らしの労働で生計を立てる十九歳の貫多。生に渦巻く孤独と因業を描く著者の新境地。 |
おすすめコメント
どれだけ慊かろうとも仕方がない。すべては自業自得のなせる業なのだ。友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫多。或る日彼の生活に変化が訪れたが……。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか――。青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と痛飲、そして怨嗟と因業を渾身の筆で描き尽くす、平成の私小説家の新境地。