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母の遺産 新聞小説

出版社名 中央公論新社
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-12-004347-5
4-12-004347-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 524P 20cm

商品内容

文学賞情報

2012年 第39回 大佛次郎賞受賞

要旨

家の中は綿埃だらけで、洗濯物も溜まりに溜まり、生え際に出てきた白髪をヘナで染める時間もなく、もう疲労で朦朧として生きているのに母は死なない。若い女と同棲している夫がいて、その夫とのことを考えねばならないのに、母は死なない。ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?親の介護、姉妹の確執…離婚を迷う女は一人旅へ。『本格小説』『日本語が亡びるとき』の著者が、自身の体験を交えて描く待望の最新長篇。

出版社
商品紹介

「ママ、いつになったら死んでくれるの?」――『本格小説』『日本語が亡びるとき』の著者が、自身の体験を元に描く待望の長編。

著者紹介

水村 美苗 (ミズムラ ミナエ)  
東京都に生まれる。父親の仕事の関係で十二歳の時に渡米。イェール大学および大学院で仏文学を専攻。創作の傍らしばらくプリンストン大学などで日本近代文学を教える。1990年『續明暗』で芸術選奨新人賞、1995年『私小説from left to right』で野間文芸新人賞、2002年『本格小説』で読売文学賞。2009年には『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』で小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)