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柔の恩人 「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界

出版社名 小学館
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-09-389741-9
4-09-389741-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 238P 20cm

商品内容

文学賞情報

2011年 第18回 小学館ノンフィクション大賞受賞

要旨

幼少期は、差別と貧困のどん底にいた。少女時代は、街でけんかに明け暮れた。全てを擲った最初の結婚も失敗…。そんな彼女を救ってくれたのは、「JUDO」という名のスポーツだった。やがて彼女は、柔道のために、自分の全人生と全財産を懸けた壮絶な闘いに挑んでいく―。女子柔道をオリンピック種目にするために、孤軍奮闘し続けたアメリカ人女性柔道家の人生記。第18回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

目次

プロローグ 女子柔道の母
第1章 敗北
第2章 出自
第3章 修行
第4章 奇策
第5章 凱旋
エピローグ Shero

出版社
商品紹介

女子柔道の国際化のために闘ったその功績から「女子柔道の母」と呼ばれたアメリカ生まれのユダヤ人女性、ラスティ・カノコギの生涯を描いた傑作ノンフィクション。第18回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。

出版社・メーカーコメント

オリンピック女子柔道躍進を支えた感動秘話 女子柔道のオリンピック種目化のために闘ったユダヤ系アメリカ人女性柔道家、ラスティ・カノコギの生涯を描く感動のノンフィクション。彼女がいなければ、女子柔道は20年遅れていたかもしれない……。「釘になるな、ハンマーになれ」それが、彼女の口癖だった。幼少期は、差別と貧困のどん底にいた。少女時代は、街でけんかに明け暮れた。全てを擲った最初の結婚も失敗……。そんな彼女を救ってくれたのは、「JUDO」という名のスポーツだった。やがて彼女は、柔道のために、自分の全人生と全財産を懸けた壮絶な闘いに挑んでいく――。「(日本で)柔道を学ぶうちに、“内に秘めた強さ”というものがあることを知った。……他人に対して何かができることこそ、本当の強さだと知った」(ラスティの言葉より)「強さ」とは、「力」だけではない。「強い」だけが貴いわけじゃない――。柔道のために孤軍奮闘し続けた、不屈のアメリカ人女性柔道家の知られざる人生の記録。

著者紹介

小倉 孝保 (オグラ タカヤス)  
1964年滋賀県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。1988年に毎日新聞社入社。福井支局、阪神支局、大阪本社社会部、東京本社外信部、カイロ、ニューヨーク各支局長を経て、2010年4月から外信部副部長。2011年、『柔の恩人―「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』で第18回小学館ノンフィクション大賞を受賞。2012年4月より、欧州総局(ロンドン)特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)