沖縄返還と日米安保体制
出版社名 | 有斐閣 |
---|---|
出版年月 | 2012年12月 |
ISBNコード |
978-4-641-04999-4
(4-641-04999-8) |
税込価格 | 5,280円 |
頁数・縦 | 402P 22cm |
商品内容
文学賞情報 |
2013年
第67回
毎日出版文化賞受賞 |
---|---|
要旨 |
一九七二年の沖縄返還は、五二年の旧日米安保条約の発効と、六〇年の安保改定に続く、日米安全保障体制確立の第三の重要局面であった。返還とともに沖縄は、日米安保体制に包摂され、交渉で決定されたさまざまな合意事項は、東アジアにおいて日米同盟が果たす役割を定め、それは現在にも引き継がれている。本書は、沖縄返還をめぐる対米交渉の過程を、(1)沖縄の早期返還を検討の俎上に載せるための交渉、(2)施政権返還の合意のための交渉、(3)沖縄返還協定の作成をめぐる交渉という三段階に分け、各段階におけるそれぞれの行為主体の意図や論点の推移に着目して、解説する。交渉の過程で見られた、外務省と佐藤榮作首相のバック・チャネルという二つの交渉ルートの相互関係を、日米の公文書、日記・回想録、そして当事者・関係者へのインタビューなどの豊富な史資料をもとに分析し、沖縄返還交渉の全体像に迫る。 |
目次 |
序論 課題と視角 |
出版社 商品紹介 |
佐藤榮作政権の沖縄返還交渉の全体像を,返還に向けて奔走した政治家,官僚,学者の行動や論点の推移に着目し,明らかにする。 |