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お父さんと伊藤さん

出版社名 講談社
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-06-218758-9
4-06-218758-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 279P 20cm

商品内容

文学賞情報

2013年 第8回 小説現代長編新人賞受賞

要旨

娘と彼氏の狭い同棲部屋で始まったぎこちない共同生活。すれ違って生きてきた父と娘に心通じあえる日は?第8回小説現代長編新人賞受賞。誰にでも起こりうる家族問題を笑いと緊張の絶妙なタッチで描くデビュー作!

出版社
商品紹介

「この家に住む」と父がやってきた。あたしと彼氏の狭い同棲部屋に。第8回小説現代長編新人賞受賞、選考委員絶賛の新人デビュー。

出版社・メーカーコメント

名立たる選考委員たちがダントツで支持した“家族小説”第8回小説現代長編新人賞受賞作!石田衣良氏「台詞の上手さは出色」伊集院静氏「安心して読める文章力を備えていた」角田光代氏「思わず家とは何かを考えさせられた」杉本章子氏「これほど登場人物の体温を感じた作品はなかった」花村萬月氏「テンポよく読めたし、とても安定」「この家に住む」父が望んだのは、娘と彼氏の狭い同棲部屋。すれ違って生きてきた“父”と“娘”に心通じ合える日はくるのか?34歳の彩は「伊藤さん」という男性と暮している。彼はアルバイト生活をする54歳。夏のある日、彩のもとに兄から「お父さんを引き取ってくれないか」との連絡が。同棲中の彩は申し出を拒むが、74歳の父は身の回りの荷物を持って、部屋にやってきてしまった。「伊藤さん」の存在を知り驚く父。だが「この家に住む」と譲らない。その日から六畳と四畳半のボロアパートで3人のぎこちない共同生活が始まった。ところが父にはある重大な秘密が……。

著者紹介

中澤 日菜子 (ナカザワ ヒナコ)  
1969年、東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、創作家として活動。小説執筆にも取り組み、『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞した(応募時タイトル『柿の木、枇杷も木』)。また戯曲では、2007年に「ミチユキ→キサラギ」で「第3回仙台劇のまち戯曲賞」大賞、2012年に「春昼遊戯」で「第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞」優秀賞などの受賞歴がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)