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斎藤茂吉異形の短歌

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-10-603741-2
4-10-603741-6
税込価格 1,430円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

文学賞情報

2015年 第23回 やまなし文学賞・研究評論部門受賞

要旨

斎藤茂吉の短歌は素朴なリアリズムではけっして理解できない。その本質は大胆な造語、文法からの逸脱、日常がそのまま非日常と化してしまう異様な写生術にこそある。にもかかわらず、代表作「死にたまふ母」が現代国語の定番教材となったのはなぜか。茂吉ワールドの謎を、教科書的鑑賞から遠く離れて、平易かつ精緻に解き明かす。

目次

第1章 「ありのまま」の底力―茂吉の作詩法(たまらなく変な茂吉の短歌
写生という不思議)
第2章 一人歩きする世評(茂吉の生涯
国語教材としての茂吉短歌)
第3章 「死にたまふ母」を読み直す
第4章 茂吉の怪腕―作詩法補説二題(已然形で止める語法
声に出さずに読みたい日本語)

出版社
商品紹介

大胆な造語、文法からの逸脱、日常が非日常と化す異様な写生術――たまらなく変な茂吉ワールドの謎を教科書的鑑賞を排して読み解く。

著者紹介

品田 悦一 (シナダ ヨシカズ)  
1959年群馬県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得修了。現在、東京大学教授(大学院総合文化研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)