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近世の公家社会と京都 集住のかたちと都市社会

出版社名 思文閣出版
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-7842-1795-3
4-7842-1795-9
税込価格 8,800円
頁数・縦 376,8P 22cm

商品内容

文学賞情報

2017年 第21回 建築史学会賞受賞

目次

第1部 公家町の形成と変容(近世における公家町の形成について
陣中から惣門之内へ―公家町の成立とその空間的特質
十七世紀後半における公家の集住形態について―近世以降創立・再興した公家を中心として
元禄・宝永期における公家の集住形態と幕府の対応について
宝永の大火と公家町の再編
宝永の大火と公家の集住形態の変容について)
第2部 公家と町(堂上公家の町人地における屋敷地集積過程について―久世家を事例として
町人地における公家の屋敷地買得について
町人地における久世家の居住形態について
幕末期における地下官人真継家の居住形態について
御産所と都市社会―霊元天皇の後宮を中心として
近世都市京都と公家社会)

出版社・メーカーコメント

近世都市京都の大きな特徴は、朝廷・公家社会の存在にある。本書は、公家町の形成・変容過程の解明を通じて、公家町を中心とした京都の都市空間の特質を明らかにするものである。あわせて、都市における公家の集住・居住形態、および町方社会との関係を検討し、近世京都がいかなる都市社会構造を形成していたのかを論じる。

著者紹介

登谷 伸宏 (トヤ ノブヒロ)  
1974年京都市生。1997年明治大学理工学部建築学科卒業。2000年京都大学大学院工学研究科生活空間学専攻修士課程修了。2006年京都大学大学院工学研究科生活空間学専攻博士後期課程修了。京都大学博士(工学)。2012年京都橘大学文学部歴史遺産学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)