ブラック・ヴィーナス 投資の女神
出版社名 | 宝島社 |
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出版年月 | 2016年1月 |
ISBNコード |
978-4-8002-5033-9
(4-8002-5033-1) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 389P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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黒女神が取引を通じて見ているものは何かを確かめてください
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おすすめ度
- うつのみや上林店 (石川県野々市市)
2015年秋の第14回このミステリーがすごい!大賞受賞作が早くも単行本化。
株取引の天才が「一番大事なもの」と引き換えに必要な大金を用意するという経済サスペンス。と聞くと中年の男性向け小説という印象が強いですが、むしろ性別を問わず一般向け、若者向けです。骨組みはがっちりしてますが、語り口や人物描写、話の展開は軽やかでとても読みやすい。場面場面が映像的でいつか映像化も期待してしまいます。
イラストレーター・ワカマツカオリさんの表紙も、ヒロインのイメージそのものでステキです!(2016年1月24日)
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おすすめ度
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商品内容
文学賞情報 |
2015年
第14回
『このミステリーがすごい!』大賞受賞 |
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要旨 |
依頼人のもっとも大切なものを報酬に、大金をもたらす株取引の天才「黒女神」。助手を務めるのはメガバンクに失望した元銀行員。やがて二人は壮絶な経済バトルに巻き込まれていく。2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。株取引の天才が人の心理を読み解く、新たな経済サスペンス。 |
おすすめコメント
2016年第14回『このミステリーがすごい!?大賞受賞作です。金に困っている人を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して三年で退職した百瀬良太。良太は、零細企業を営む兄の金策の過程で“黒女神”、二礼茜と知り合う。茜は目的のためなら手段を選ばない株取引のエキスパートで、依頼人が本当に大切に思っているものと引き換えに大金をもたらす。兄が必要な資金を得るかわりに、良太は茜の助手を務めることとなった。社屋建設費用の借金に苦しむ老舗和菓子屋社長、薬物中毒で死亡した人気歌手の娘の死因を隠そうとする父親など、さまざまな人物が茜を訪ねてくる。茜はなぜこのような活動をしているのか。金を通じて人の心を描き出す。