• 本

吸血鬼

出版社名 講談社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-06-219918-6
4-06-219918-1
税込価格 2,035円
頁数・縦 283P 20cm

商品内容

文学賞情報

2017年 第7回 Twitter文学賞(第10回で終了)受賞

要旨

独立蜂起の火種が燻る、十九世紀ポーランド。その田舎村に赴任する新任役人のヘルマン・ゲスラーとその美しき妻・エルザ。赴任したばかりの村で次々に起こる、村人の怪死とその凶兆を祓うべく行われる陰惨な因習。怪異の霧に蠢くものとは―。

おすすめコメント

独立蜂起の火種が燻る十九世紀のポーランド。その田舎村に赴任する新任役人のヘルマン・ゲスラーとその美しき妻・エルザ。この土地の領主は、かつて詩人としても知られたアダム・クワルスキだった。赴任したばかりの村で次々に起こる、村人の怪死事件――。その凶兆を祓うべく行われる陰惨な慣習。蹂躙される小国とその裏に蠢く人間たち。西洋史・西洋美術に対する深い洞察と濃密な文体、詩情溢れるイメージから浮かび上がる、蹂躙される「生」と人間というおぞましきものの姿。芸術選奨新人賞、吉川英治文学新人賞受賞作家の新たなる代表作となる長編小説です。

著者紹介

佐藤 亜紀 (サトウ アキ)  
1962年、新潟県生まれ。1991年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2002年、『天使』で芸術選奨新人賞を、2007年刊行の『ミノタウロス』は吉川英治文学新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)