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太陽

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-04-103468-2
4-04-103468-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 195P 20cm

商品内容

文学賞情報

2011年 第63回 読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞

要旨

21世紀初頭、ウィルスにより人口が激減。人類は、感染を克服して強く若い肉体を手に入れた“夜の住人”ノクスと、感染に怯える旧人類キュリオの二つに分かれた。ノクスはキュリオを支配していき、やがて文明を担うようになった。当然反発は強く、キュリオの村・長野八区では、ノクスの駐在員の惨殺事件が起こる。結果、村はノクスによって経済封鎖された―。その10年後、村の若者・奥寺鉄彦は、閉塞感を抱えながら毎日を過ごしていた。幼馴染の生田結は、ノクスの存在を憎みながらも、村を立て直したいと前向きに暮らしていた。そんなある日、突如、経済封鎖が解かれ、村にノクスが現れる。羨望、絶望、希望。その先にある「未来」とは?数々の演劇賞を受賞した傑作戯曲「太陽」、待望の小説化!

著者紹介

前川 知大 (マエカワ トモヒロ)  
1974年新潟県生まれ。劇作家、演出家。2003年に劇団「イキウメ」を旗揚げ。超常的な世界観で、身近な生活と隣り合わせに現れる異界を描く。2011年上演の舞台『太陽』で第63回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を、舞台『奇ッ怪 其ノ弐』『太陽』で第19回読売演劇大賞グランプリ、最優秀演出家賞を受賞するなど、各作品で様々な賞を受賞し、注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)