• 本

スペイン初期中世建築史論 10世紀レオン王国の建築とモサラベ神話

出版社名 中央公論美術出版
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-8055-0786-5
4-8055-0786-1
税込価格 17,600円
頁数・縦 659P 22cm

商品内容

文学賞情報

2019年 第23回 建築史学会賞受賞

目次

第1部 スペイン初期中世建築研究史(国民的建築をもとめて
西ゴート、アストゥリアス、モサラベ
「モサラベ教会堂」と10世紀イベリア半島キリスト教建築
近年の成果と問題点)
第2部 レオン王国とモサラベ移民(イベリア半島の初期中世
ドゥエロ川北岸の無人化と再入植活動
モサラベとレオン王国に見られるアラビア語の残滓
10世紀レオン王国 建築の背景としての社会)
第3部 スペイン初期中世建築の特質(スペイン初期中世建築の特徴と諸問題
サンティアゴ・デ・ペニャルバのレンガ積みトロンプルイユ
サン・ミゲル・デ・エスカラーダの円柱使用法
馬蹄形アーチの構造と意匠
テクストから読み解くイベリア半島初期中世建築の様相)
第4部 10世紀レオン王国の建築(サンティアゴ・デ・ペニャルバ
サン・ミゲル・デ・エスカラーダ
サン・セブリアン・デ・マソーテ
サン・ミゲル・デ・セラノーバ)
結論(10世紀のスペイン・キリスト教建築をモサラベと呼ばないこと
10世紀レオン王国建築の特質)

出版社・メーカーコメント

初期中世スペイン建築を主題に、建築文化が接触・伝播・受容からどのように変質し、特殊化するかを考察する。

著者紹介

伊藤 喜彦 (イトウ ヨシヒコ)  
1978年生。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。2002‐05年マドリッド留学。日本学術振興会特別研究員(法政大学)、東京理科大学工学部第一部建築学科PD研究員を経て、東海大学工学部建築学科准教授。専門はスペイン建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)