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声なき人々の戦後史 上

出版社名 藤原書店
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-86578-123-6
4-86578-123-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 369P 20cm
シリーズ名 声なき人々の戦後史

商品内容

文学賞情報

2018年 第16回 パピルス賞受賞

要旨

“自動車絶望工場”などの労働問題、いじめ自殺などの教育問題、水俣病、イタイイタイ病などの公害・環境問題、「戦争をさせない」1000人委員会、原発をめぐる渾身のルポと反原発運動…戦後の豊かさとは何だったか!?

目次

第1章 ルポルタージュを書きたい
第2章 開発と公害の現場を歩く
第3章 辺境と底辺(1)―コンベヤー労働の体験
第4章 辺境と底辺(2)―出稼ぎと「合理化」
第5章 管理教育といじめ自殺
第6章 原発列島を行く(1)―開発幻想と現実
第7章 原発列島を行く(2)―国策の犠牲者たち
第8章 原発列島を行く(3)―民主主義を守る

おすすめコメント

戦後の高度経済成長が進行する表舞台の裏で、一体なにが進行していたのか? 国鉄民営化、三池炭坑大争議、“自動車絶望工場”で労働者に寄り添い、狭山事件で差別と闘い、最近の「さよなら原発」その他の活動でも、一貫して現場に立つ姿勢を崩さないルポライターとして仕事してきた鎌田慧が、自身の半生を初めて語り下ろす!

著者紹介

鎌田 慧 (カマタ サトシ)  
1938年生まれ。新聞記者、雑誌編集者を経て、フリーのルポライター。労働、開発、教育、原発、沖縄、冤罪など、社会問題全般を取材、執筆。またそれらの運動に深くかかわる。主著に『六ヶ所村の記録』(毎日出版文化賞受賞、岩波現代文庫)など
出河 雅彦 (イデガワ マサヒコ)  
1960年生まれ。新聞記者。92年朝日新聞社入社。社会部などで医療、介護問題を担当。2002年〜13年編集委員、2013年〜16年青森総局長。医療事故や薬害エイズ事件のほか、有料老人ホーム、臨床試験について取材。著書『ルポ医療事故』(朝日新聞出版)で「科学ジャーナリスト賞2009」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)