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歴史と永遠 江戸後期の思想水脈

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-00-025670-4
4-00-025670-X
税込価格 6,050円
頁数・縦 376,8P 22cm

商品内容

文学賞情報

2018年 第40回 サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

要旨

過激なテロル、美しい詩、そして歴史叙述。近世日本の知識人は様々な企図を通して歴史に語り継がれたいと願った。そうした“永遠性獲得願望”の存在を指摘し、徂徠学派の知識人から幕末期の志士と文士へと至る政治思想史の水脈をたどる。全く新たな視点から江戸後期を描き直す画期的研究。

目次

第1部 永遠を求めて―幕末思想史への視座(古文辞学とふたつの永遠
豪傑たちの春
頼山陽と歴史の時代)
第2部 詩人・歴史・革命―志士と文士の政治思想(テロルの倫理 吉田松陰
内乱の政治学 真木和泉
文士の幕末 森田節齋)

おすすめコメント

後世に語り継がれたいという歴史意識に着目して、徂徠学から幕末の志士に至る思想の系譜を描く画期的研究。

著者紹介

島田 英明 (シマダ ヒデアキ)  
1987年生まれ。2011年首都大学東京都市教養学部法学系卒業。2017年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。東京大学大学院法学政治学研究科附属ビジネスロー・比較法政研究センター特任講師。専攻は、日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)