インソムニア
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2019年2月 |
ISBNコード |
978-4-334-91269-7
(4-334-91269-9) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 313P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2018年
第22回
日本ミステリー文学大賞・新人賞受賞 |
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要旨 |
PKO部隊の陸上自衛官七名。一人は現地で死亡、一人は帰国後自殺。現地で起きたことについて、残された五名の証言はすべて食い違っていた―。第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 |
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2017年2月24日、NGOの要請で、派遣中の自衛隊PKO部隊から葛城以下七名の小隊が「駈け付け警護」で出動。現地の民兵からの攻撃で隊員の三崎は重傷を負い、その後死亡。残った六名は帰還したが、うち一名の女性隊員が帰国後自殺した。隊員のメンタルヘルス対策を命じられた衛生部の神谷三佐は、上層部に調査委員会の情報を求めるが、拒否される。神谷は精神科医・相沢倫子と共に、残った五人をカウンセリングする。苦しむ心を抱え、不眠を訴える隊員たち。自殺を図った若林三曹による敵兵を殺したという告白を皮切りに、次々にあかされる戦場での「真実」。それは凄惨を極めたがどれも少しずつ食い違っていた──。第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作(『エンドレス・スリープ』改題)。