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日本のセーフティーネット格差 労働市場の変容と社会保険

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-7664-2649-6
4-7664-2649-5
税込価格 2,970円
頁数・縦 331P 20cm

商品内容

文学賞情報

2020年 第42回 サントリー学芸賞・政治・経済部門受賞
2020年 第63回 日経・経済図書文化賞受賞
2020年 第43回 労働関係図書優秀賞受賞

要旨

誰が「皆保険」から漏れ落ちているのか。働き方が多様化する中で、正規雇用を前提としていた社会保険に綻びが生じている。「雇用が不安定な者ほどセーフティーネットも脆弱」というパラドキシカルな現状にどう対応すべきか。救済策は社会保険の適用拡大しかないのか。今後の改革のための指針を、しっかりした「エビデンス」をもとに模索する力作!

目次

序章 日本の労働市場と社会保険制度との関係
第1章 雇用の流動化が社会保険に突きつける課題1―社会保険料の未納問題
第2章 雇用の流動化が社会保険に突きつける課題2―雇用保険の受給実態
第3章 セーフティーネットとしての両立支援策
第4章 高齢者の就業と社会保険
第5章 社会保険料の「事業主負担」の本当のコスト
第6章 若年層のセーフティーネットを考える―就労支援はセーフティーネットになり得るか
第7章 政策のあり方をめぐって―EBPMは社会保障政策にとって有効か
終章 セーフティーネット機能を維持するために

おすすめコメント

・誰が「皆保険」から漏れ落ちているのか?・働き方の多様化に社会保険制度が追いついていない現状を検証。・確かなエビデンスをもとに、今後の改革のための指針を模索する。

著者紹介

酒井 正 (サカイ タダシ)  
1976年生まれ。2000年、慶應義塾大学商学部卒業。05年、同大大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。08年、博士(商学)号取得。国立社会保障・人口問題研究所研究員、同室長、全米経済研究所客員研究員などを経て、法政大学経済学部教授。『日本労働研究雑誌』の編集委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)