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ルネ・シャール全集

出版社名 青土社
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-7917-7263-6
4-7917-7263-6
税込価格 13,200円
頁数・縦 958P 23cm

商品内容

文学賞情報

2020年 第57回 日本翻訳文化賞受賞

要旨

フランスの代表的詩人ルネ・シャールがその根源的思索とみずみずしい感性により、現代社会の危機的様相の実相を抉りだし、闇の中に希望の火を灯す豊饒で香りたかい全集。

目次

主のない槌―ムーラン・プルミエを附す
外で夜は支配されている―回り道のためのびらを前に附す 一九三六年‐一九三八年
激情と神秘
早起きの人たち―一九四七年‐一九四九年
群島をなす言葉―一九五二年‐一九六〇年
失われた裸―一九六四年‐一九七〇年
その輪の中で輝いていた、魔力を持つ夜―一九七二年
狩猟する香料―一九七二年‐一九七五年
ラ・バランドラーヌの歌―一九七五年‐一九七七年
眠る窓たちと屋根の上の扉―一九七三年‐一九七九年
三十三の断章に―一九五六年
満足した鎌に―1972年
薔薇の木の棒
私たちの遺灰から遠く―一九二六年‐一九八二年
ヴァン・ゴッホのあたり―一九八五年
疑われる女への賛辞―一九八八年
基底と頂上の探究
木陰での開幕の合図―季節の芝居

著者紹介

シャール,ルネ (シャール,ルネ)   Char,Ren´e
1907‐1988年。南仏アヴィニョン東方のリル=シュル=ソルグ生まれ。ブルトンらとともにシュルレアリスム運動に深く関わったのち、対独抵抗運動に参加し、戦後は故郷の南仏の自然のなかで、ハイデガー、ブランショ、バタイユ、ピカソら多くの思想家、芸術家たちと魂の交流を深めながら、現代文明に対する鋭い批判を浴びせつづけた
吉本 素子 (ヨシモト モトコ)  
1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻、フランス語学フランス文学。現在、早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)