類
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2020年8月 |
ISBNコード |
978-4-08-771721-1
(4-08-771721-6) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 494P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2021年
第34回
柴田錬三郎賞受賞 |
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要旨 |
〓外の“不肖の子”類、その愛すべき生涯。愛情豊かな父、美しい母、ふたりの姉と何不自由なく暮らした少年時代。父の死という大きな喪失を抱えながら、画業を志しパリへ遊学した青年時代。戦後の困窮から心機一転、書店を開業。やがて文筆家の道へ―明治、大正、昭和、平成…時代の荒波に揺さぶられながら、〓外の子としての宿命と格闘し続けたその生涯。 |
出版社・メーカーコメント
【第34回柴田錬三郎賞受賞作】 明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。優しい父と美しい母志げ、姉の茉莉、杏奴と千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていた。大正11年に父が亡くなり、生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずが、戦争によって財産が失われ困窮していく――。昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。明治、大正、昭和、平成。時代の荒波に大きく揺さぶられながら、自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説。