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水平線

出版社名 新潮社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-10-335314-0
4-10-335314-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 503P 20cm

商品内容

文学賞情報

2022年 第73回 芸術選奨・文部科学大臣賞(文学関係)受賞
2022年 第39回 織田作之助賞 大賞受賞

要旨

枝分かれする時間、交差する人生を映し出す長篇小説。激戦地となった硫黄島に生きた人々の言葉が、時を超えて現代に届く。

出版社・メーカーコメント

かつての激戦地・硫黄島。そこに生きていた人々が、現代の私に語りかけル。祖父母の故郷・硫黄島を墓参で訪れたことがある妹に、見知らぬ男から電話がかかってきた頃、兄は不思議なメールに導かれ船に乗った。戦争による疎開で島を出た祖父母たちの人生と、激戦地となった島に残された人々の運命。もういない彼らの言葉が、今も隆起し続ける島から、波に乗ってやってくルルル――時を超えた魂の交流を描く。

著者紹介

滝口 悠生 (タキグチ ユウショウ)  
1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2011年、「楽器」で第四十三回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年、『愛と人生』で第三十七回野間文芸新人賞を受賞。2016年、「死んでいない者」で第百五十四回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)