
国富論 1
岩波文庫
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2000年5月 |
ISBNコード |
978-4-00-341051-6
(4-00-341051-3) |
税込価格 | 1,353円 |
頁数・縦 | 446P 15cm |
シリーズ名 | 国富論 |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
ケインズ、マルクスなどすべての経済学理論はこの書から発したと言われる古典中の古典。『国富論』といえば、重商主義批判とか国家の富の概念が重要視されがちであるが、その本質は地に根ざした人間学といえよう。例えば、公費で職業教育を行うと(書中では医師や弁護士などの知的職業)、その職業に就く人が増え、自分の資金で教育を受けた人びとの分け前を減らすことになるという例が出されている。”努力した者が報いられる”このことは誰でも分かる公平な社会の理想であるが、それを脅かす危険を鋭く指摘しているのは真に興味深い。装飾のないモノトーンの世界。けれども古典は読むたびに発見がある。それがあるから何時の時代も読者が途切れることなく伝えられてゆくのだ。 (のり)
(2009年6月25日)
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商品内容
要旨 |
経済学最初の体系的叙述として、古典中の古典と称せられる不朽の名著。いわゆる「見えざる手」による予定調和的自由放任政策を主張した本書は、その実質において近代市民社会の科学的分析であり、後のあらゆる諸学説はここに源を発する。新訳。 |
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目次 |
第1編 労働の生産力の改良、および労働の生産物が民衆のさまざまな階級のあいだに自然に分配される順序について(分業について |