• 本

ちひろの絵のひみつ

出版社名 講談社
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-06-269250-2
4-06-269250-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 99P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「ひみつ=魅力」がいっぱい詰まってます

    誰でも一度は目にしたことがあるでしょう、いわさきちひろさんの絵。60〜70年代前半に活躍し、没後30年たった今でもなお、人気は色あせません。ここでは「絵のひみつ」というタイトル通り、使いこまれた画材や絵画技法、制作プロセスなどを全編に渡って紹介しています。得意としていたという紫色の使いこなし術、余白や白抜きにみる白の効果、惹き込まれそうな瞳の表情の描き方…。このように、何気なく描かれているようにみえる絵には、一枚一枚実にいろんな「ひみつ」が隠されていたのです。絵画を学ぶ人やファンはもちろん、多くの人に手に取ってもらいたい、そんな一冊です。

    (2006年7月28日)

商品内容

要旨

この本は、いわさきちひろの絵画技法に焦点をあてた初めての本です。本書は、自分らしい感動を表現したい、と思っている方々に、ちひろがどんな工夫をして、自分の作品を作り上げたのか、その一端を紹介して参考にしていただきたいと思い、編集しました。

目次

1 ちひろの絵のひみつ(ちひろのアトリエから
色のはなし
構図
水彩の技法 にじみを生かす
水彩の技法 筆勢を生かす
パステルの技法
水彩画基本の技法)
2 ちひろの絵の魅力(かわいさのひみつ
心情を描く)
3 ちひろのデッサン(人物を描く
スケッチ
鉛筆のテクニック
ちひろのカット集
ちひろのエッセイ)

出版社・メーカーコメント

いわさきちひろの絵画技法に迫った初の本!子どもたちのしぐさ、表情、紫の色づかい、水彩のにじみなどちひろの絵の魅力には理由があります。本書では制作プロセスや際だったデッサン力から名作を解明。

著者紹介

いわさき ちひろ (イワサキ チヒロ)  
1918年、福井県に生まれ、東京で育つ。東京府立第六高等女学校卒業。藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。子どもを生涯のテーマとして描き、9300点余の作品を残す。1974年、55歳で没。1977年、アトリエ兼自宅跡に、ちひろ美術館・東京開館。1997年、安曇野ちひろ美術館開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)