俺の文章修行
出版社名 | 幻冬舎 |
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出版年月 | 2025年1月 |
ISBNコード |
978-4-344-04395-4
(4-344-04395-2) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 260P 19cm |
書店レビュー
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俺の文章修行
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- 本町文化堂 (和歌山県和歌山市)
高校生の時に初めて読んで物語の面白さ以上に、その文章の言葉選びやリズムの面白さに驚いたのが、町田康さんの第123回芥川賞受賞作『きれぎれ』でした。その町田康さんが、自身の手の内を明かしながら文章力を身につける方法を伝授してくれるのが本書。
文章力といっても、それは「実用的な文章」ではなく、あくまでも「面白い文章」を書くにはどうすれば良いのか。まずは多くの本を読むこと。そして同じ本を何回も読むこと。それを実践してきた町田さんの幼き日の原体験から、作家として身に着けた文章術の技法までを、まさに町田節と言える唯一無二の語りで綴った一冊は、思わず自分も文章を書いてみたくなる愉しさに満ちています。(2025年4月1日)
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商品内容
要旨 |
ゴミカスみたいなおのれを命懸けで書いてきた。町田康の文体に宿る精神と技巧。はじめての告白。 |
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目次 |
文章力と読書の関係 文章力とは使える言葉を増やすこと。そこに裏道はあるか? |
出版社・メーカーコメント
ゴミカスみたいなおのれを命懸けで書いてきた。町田康の文体に宿るその精神と技巧。はじめての告白「お互い、ええ文章書こうで!」・千回読んだ『ちからたろう』がつくった文章の原型と世界観・ゴミ捨て場から持ち去った『ことわざ故事金言小事典』の活躍・筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い・文章のいけず−−かさね、刻み、間引き、ばか丁寧、無人情/薄情、置換、時代錯誤、がちゃこ、国訛、半畳、ライブ、バラバラ−−を使う・「俺は」と書き始めるか? 「私は」と書き始めるか? その一瞬が次の内容を決める・「書く姿勢」を取れるのは、いずれ此の世からいなくなる人間だけこの世にある、書くことでしか伝わらない現実。生きるための文章読本。