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花宴

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-02-250990-1
4-02-250990-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

代々、嵯浪藩の勘定奉行を務める西野家の一人娘・紀江は、祝言の後も、かつての想い人を忘れることができなかった。うしろめたさに苦しみながらも、慎ましい暮らしを送っていた彼女だが、ある朝、夫から思いも寄らない事実を告げられて…。妻となり、子をなしても、かつての婚約者の面影を追い求める紀江。すれ違う二人に訪れるのは…。夫婦の悲哀を描ききった、感涙の時代小説。

出版社
商品紹介

小太刀の名手である紀江は、血まみれで帰宅した夫から、亡き父をも巻き込んだ藩内の策謀の真実を告げられる。悲哀を描く時代小説。

出版社・メーカーコメント

小太刀の名手である紀江は、藤倉勝之進を婿に迎えるが、かつて思いを寄せていた三和十之介への募る思いを消し去ることはできなかった。やがて、父の死をきっかけに夫が自分を避け始めるが、それは自らの業の深さゆえと自分を責めるしかなかった。しかし、ある朝、何者かに斬られ、血まみれとなった勝之進が告げたのは、藩内に蠢く禍々しい策謀の真実だった! 今さらながら夫への献身を誓い、小太刀を手にした紀江だが……。男女の悲哀を描く、感動の時代小説。

著者紹介

あさの あつこ (アサノ アツコ)  
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。91年『ほたる館物語』で作家デビュー。97年『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞、99年『バッテリーII』で第39回日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリーI〜VI』で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。11年『たまゆら』で第18回島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)