• 本

星やどりの声

出版社名 角川書店
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-04-110035-6
4-04-110035-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 311P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 言葉が空から降ってきた、五感で楽しめる作品

    朝井リョウ君の作品は、その勢いが止まらない。
    大学生らしく若々しくて、その文章はとても耳障りがいい。
    言葉が次々に空から降ってくる感じだ。
    小気味良い会話と会話の間に、季節だったり人の感情だったりする表現が挟み込まれている。
    それも、朝井リョウにしか生み出せない、その雰囲気を確実に表現する言葉を使って。
    ユーモラスな会話にぷっと笑ってしまい、次の瞬間には泣かされてしまう。
    最後の種明かしも気持ちよかった。
    私の一番の小説になった。早くも次作に期待!!

    (2011年11月15日)

商品内容

要旨

星になったお父さんが残してくれたもの―喫茶店、ビーフシチュー、星型の天窓、絆、葛藤―そして奇跡。東京ではない海の見える町。三男三女母ひとりの早坂家は、純喫茶「星やどり」を営んでいた。家族それぞれが、悩みや葛藤を抱えながらも、母の作るビーフシチューのやさしい香りに包まれた、おだやかな毎日を過ごしていたが…。

おすすめコメント

”亡くなった父が残したもの……喫茶店、星型の天窓、絆、そして、奇跡。三男三女母ひとり。ささやかな一家が出会う、ひと夏の奇跡の物語。家族が””家族を卒業する””とき、父の残した奇跡が降り注ぐ……。”

著者紹介

朝井 リョウ (アサイ リョウ)  
1989年岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。現役大学生作家として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)