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貸し込み 下

角川文庫 く22−7

出版社名 角川書店
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-04-375507-3
4-04-375507-4
税込価格 776円
頁数・縦 462P 15cm
シリーズ名 貸し込み

商品内容

要旨

泥仕合の様相を呈していた裁判だったが、右近の証人出廷によって銀行の融資管理の杜撰さが明るみに出る。また、偽証の横行や印鑑偏重主義など裁判制度の限界と金融行政の欠陥も露呈される。そこへ、金融被害者問題に強い関心を持つ国会議員が登場し、事態は一気に打開されるかに思われた。しかし、事件の裏には複雑・怪奇な真実が隠されていた―。金融被害裁判の実態をかつてないリアリティで描く経済小説の傑作。

おすすめコメント

正義を見失った裁判を超えて真実を掴み取れるか!?右近の証人出廷によって、銀行の危機管理の拙劣さが明るみに。偽証の横行、印鑑偏重主義など裁判制度の限界も露呈される。そこへ金融被害問題に関心を抱く国会議員が登場し、問題は一気に解決するかに思われたが…。

著者紹介

黒木 亮 (クロキ リョウ)  
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンスなど数多くの案件を手がける。2000年『トップ・レフト』でデビュー。また、中学時代から長距離ランナーとして活躍し、大学時代に箱根駅伝に2回出場、20kmで道路北海道記録を塗りかえた。長距離ランナーとしての半生は自伝的小説『冬の喝采』にほぼノンフィクションの形で綴られている。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)