• 本

鉄の骨

出版社名 講談社
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-06-215832-9
4-06-215832-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 537P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • そういう意味での脱談合。

    建設会社のに入社して4年目の富島平太は現場からいきなり業務課に移動になった。
    そこはいわゆる談合課だ。真直ぐな平太の目に映る業務課の内容はとても受け入れられない代物だった。談合など現在では死語のように感じるが、まだまだあるのだろうか・・・20年前までは当たり前のようにあった談合が現在の人々にどう映るのだろうか。

    (2010年1月19日)

商品内容

文学賞情報

2010年 第31回 吉川英治文学新人賞受賞

要旨

「次の地下鉄工事、何としても取って来い」でも談合って犯罪ですよね?謎の日本的システムの中で奔走する、若きゼネコンマン平太の行末は―。

出版社・メーカーコメント

談合。謎の日本的システムを問う感動大作!建設現場から“花の談合課”へ。若きゼネコンマン富島平太は、会社倒産の危機に役立てるか。大物フィクサーとの出会いの真相は――この一番札だけは、譲れない。

著者紹介

池井戸 潤 (イケイド ジュン)  
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。1988年、三菱銀行(当時)に入行。1995年、同行を退職。1998年に『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家デビュー。2007年に『空飛ぶタイヤ』が直木賞・吉川英治文学新人賞の候補に。近著『オレたち花のバブル組』は山本周五郎賞の候補になるなど注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)