• 本

竜神の雨

出版社名 新潮社
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-10-300333-5
4-10-300333-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 308P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 大藪春彦賞受賞作

    添木田 蓮と妹の楓は母を亡くして継父と共に暮らす。一方の溝田辰也と弟の圭介は継母と暮らす。二家族とも本当の両親はいず、家庭に問題を抱えていた。そのことがこの事件とどう繋がっていくのかそして、結末のどんでん返しは意外な方向へ・・・『雨のせいで』そう思うことで人は流されてしまうものなのか・・・しっとりと思うかジメジメと思うか読んでみての感想は?

    (2010年4月6日)

商品内容

文学賞情報

2010年 第12回 大藪春彦賞受賞

要旨

人は、やむにやまれぬ犯罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう。そして今、未曾有の台風が二組の家族を襲う。最注目の新鋭が描く、慟哭と贖罪の最新長編。

おすすめコメント

人は、意図せず犯した罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう。暗転する事件の果て、二組の子供達がたどり着いた、慟哭と贖罪の真実とは?

出版社・メーカーコメント

降りしきる雨よ、願わくば、僕らの罪のすべてを洗い流してくれ――。 すべては雨のせいだった。雨がすべてを狂わせた。血のつながらない親と暮らす二組の兄弟は、それぞれに悩みを抱え、死の疑惑と戦っていた。些細な勘違いと思い込みが、新たな悪意を引き寄せ、二組の兄弟を交錯させる。両親の死の真実はどこに? すべての疑念と罪を呑み込んで、いま未曾有の台風が訪れる。慟哭と贖罪の最新長編。

著者紹介

道尾 秀介 (ミチオ シュウスケ)  
1975年生まれ。2004年、『背の眼』で第五回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。2005年に刊行した『向日葵の咲かない夏』で注目を浴び、2007年には、『シャドウ』で、第七回本格ミステリ大賞を受賞した。ミステリの技法を駆使して、人間の深層心理を巧みに描き出す手腕は、高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)