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ほんとうの診断学 「死因不明社会」を許さない

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-10-603703-0
4-10-603703-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 281P 20cm

商品内容

要旨

正確な診断なくして、よき人生はない―Ai(死亡時画像診断)を提唱して医学界の改革を図る著者が、「検査」と「診断」の本質とは何かを徹底的に究明。われわれが正しい医療を受けるために必要な知識を解説しながら、市民社会への視点を見失って不毛な議論に終始する昨今の日本の医学研究を解剖し、その欠陥を抉り出していく。医師・海堂尊の集大成の書。

目次

第1部 診断学とはなにか(医学と医療
医学検査の基本
治療効果判定について―古くて未熟な、改変されないその診断手法
オートプシー・イメージング(Ai)の誕生)
第2部 厚生労働省公募科学研究 深山班研究批判(深山班の結果報告と社会的評価
深山班の解体
深山班批判総括
放射線専門医による深山班症例再検討
海堂班報告書)
第3部 死因不明社会の現状と改革提言(解剖制度批判(崩壊寸前の社会システム・解剖の現実)
情報学としての医学
Aiセンターの可能性)

出版社
商品紹介

正確な診断なくしてよき人生はない。Ai(死亡時画像診断)で医学改革を図る著者が診断の本質を究明し、日本の科学研究の欠陥に迫る。

著者紹介

海堂 尊 (カイドウ タケル)  
1961年、千葉県生まれ。外科医、病理医を経て、独立行政法人放射線医学総合研究所Ai情報研究推進室室長。2005年、『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)で第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、小説家としてデビュー。2008年、『死因不明社会』で科学ジャーナリスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)