書店レビュー
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「アラ還」のジイさまたちが
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- すぐじ書店 (長野県長野市)
「アラ還」のジイさまたちが若い者たちには任せておけぬとばかりに、町内でおこる事件やもめ事を解決していく痛快勧善懲悪ストーリー。長寿大国日本、もはや還暦を迎えたくらいではお年寄りには入らないんですね。背中を丸めた若者よりよっぽど元気で、お年寄りは労わるもの、なんて甘く見ていたら「馬鹿もん!」と一喝されそう。有川さんといえば「軍オタ(軍事オタク)」「ベタ甘」というイメージだったので、なんとなく新しい路線で面白かったです。
(2009年5月17日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。 |
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出版社 商品紹介 |
腕に覚えありの武闘派2名、機械をいじらせたら無敵の頭脳派1名。かつての悪ガキが結成した自警団が、今日もご町内の悪を斬る。 |
おすすめコメント
還暦ぐらいでジジイの箱に蹴りこまれてたまるかと、かつての悪ガキ3人が私設自警団を結成。定年後、近所のアミューズメントパークに出向中の剣道の達人キヨ、居酒屋の元主人で柔道家のシゲ、機械をいじらせたら無敵の工場経営者ノリの3人を中心に、キヨの孫とノリの娘の高校生コンビがからみ、詐欺や痴漢、動物虐待など、ご町内の悪を斬ります!「図書館戦争」シリーズが大ブレイクした著者の「イマドキのお年よりは若い」という思いから始まりました。涙あり笑いありの時代劇をみるような爽快感。この春、いち押しの小説です。