• 本

三匹のおっさん

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-16-328000-4
4-16-328000-6
税込価格 1,676円
頁数・縦 405P 20cm
シリーズ名 三匹のおっさん

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「アラ還」のジイさまたちが

    「アラ還」のジイさまたちが若い者たちには任せておけぬとばかりに、町内でおこる事件やもめ事を解決していく痛快勧善懲悪ストーリー。長寿大国日本、もはや還暦を迎えたくらいではお年寄りには入らないんですね。背中を丸めた若者よりよっぽど元気で、お年寄りは労わるもの、なんて甘く見ていたら「馬鹿もん!」と一喝されそう。有川さんといえば「軍オタ(軍事オタク)」「ベタ甘」というイメージだったので、なんとなく新しい路線で面白かったです。

    (2009年5月17日)

商品内容

要旨

「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。

出版社
商品紹介

腕に覚えありの武闘派2名、機械をいじらせたら無敵の頭脳派1名。かつての悪ガキが結成した自警団が、今日もご町内の悪を斬る。

おすすめコメント

還暦ぐらいでジジイの箱に蹴りこまれてたまるかと、かつての悪ガキ3人が私設自警団を結成。定年後、近所のアミューズメントパークに出向中の剣道の達人キヨ、居酒屋の元主人で柔道家のシゲ、機械をいじらせたら無敵の工場経営者ノリの3人を中心に、キヨの孫とノリの娘の高校生コンビがからみ、詐欺や痴漢、動物虐待など、ご町内の悪を斬ります!「図書館戦争」シリーズが大ブレイクした著者の「イマドキのお年よりは若い」という思いから始まりました。涙あり笑いありの時代劇をみるような爽快感。この春、いち押しの小説です。

著者紹介

有川 浩 (アリカワ ヒロ)  
高知県生まれ。第10回電撃小説大賞“大賞”受賞作『塩の街』で2004年デビュー。「図書館戦争」シリーズは、本編完結後もアニメ化などで話題を集め、大ブレイク。「ダ・ヴィンチ」(2009年1月号)の好きな恋愛小説ランキングでは『別冊図書館戦争1』が1位を獲得。5位以内に4作品も入るなど、恋愛小説の女王の名をほしいままにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)