• 本

花の鎖

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-16-329970-9
4-16-329970-X
税込価格 1,466円
頁数・縦 291P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 三世代を繋ぐ花の鎖

    毎年届く謎の花束。その謎の真相にたどり着くまでに三世代の生き様を通過する。監視い過去。酷い過去。許せない過去。そして、明らかになった過去とは…

    (2011年3月20日)

商品内容

要旨

毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは「K」。女たちが紡ぐ感動のミステリ。

出版社
商品紹介

元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、絵画講師の紗月。3人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。感動のミステリ。

おすすめコメント

主人公は3人の女性。両親を亡くし、愛する祖母もガンで入院中、さらに講師として働いていた英会話スクールが破綻し金銭的に困っている梨花、建設会社で働いていたが、伯父夫婦のすすめで営業職の和弥と結婚した美雪、公民館で水彩画教室の講師をしつつ、和菓子屋でバイトをしている紗月(さつき)。この3人の視点で構成された傑作ミステリー。湊かなえの「新たな代表作」として、胸をはって刊行いたします。

出版社・メーカーコメント

梨花は、悩んでいた。両親を亡くし、祖母もがんで入院。追い討ちをかけるように、講師をしていた英会話スクールが倒産。お金がない、どうしよう。 美雪は、満ち足りていた。伯父のすすめで見合いをした相手が、ずっと憧れていた営業職の和弥だった。幸せな結婚。あの人に尽くしたい。 紗月は、戸惑っていた。水彩画教室の講師をしつつ、和菓子屋のバイトをする毎日。そんなとき、届いた大学時代の友人からの手紙。忘れていた心の傷が、うずきはじめた。 花の記憶が三人の女性をつないでいく。湊かなえ「セカンドステージ始動」を告げる感動のミステリー。

著者紹介

湊 かなえ (ミナト カナエ)  
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第二十九回小説推理新人賞を受賞。同作を収録したデビュー作『告白』が08年「週刊文春ミステリーベスト10」で一位となり、09年、第六回「本屋大賞」を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)