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クロニクル千古の闇 1

オオカミ族の少年

クロニクル千古の闇   1

出版社名 評論社
出版年月 2005年6月
ISBNコード 978-4-566-02411-3
4-566-02411-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 430P 22cm
シリーズ名 クロニクル千古の闇

 パイロット版読者モニターから、こんな声が届いています
「まだ12回しか夏を過ごしたことがないトラク。私がもし一人になったら、きっと何もできなくて心細くて死んでしまうでしょう。トラクの体験がすごくリアルに書かれてあって、風景などが頭に浮かんできました。」 (14歳・女性・学生)
「おもしろかった! わかりやすいのに単純ではなく、物語にひきこまれました。途中で本を閉じることができず、一気に読んでしまいました。続きが読みたくて待ちきれません。さすが! 評論社!!」 (26歳・女性・会社員)
「早くつづきを読みたくて、発売を待ち遠しく思っています。トラクとウルフのファンタジー物語は、今からロングセラーになる予感がします。翻訳者のさくまさんの仕事にはいつも注目していましたが、この作品はきっと最高の仕事として、生き残る代表作になるのではないかと思っています。素晴らしい作品との出会いをありがとうございます。」 (48歳・女性・図書館勤務)
「1ページ目をめくると、すっかり作品にとりつかれてしまいました。出だしからの絶体絶命のピンチに目が離せず、ピンと張った緊張感に息詰まりながら一気に読みました!
次の展開が気になって仕方がないっ! また舞台となっている太古の世界が素晴らしい!」 (24歳・女性・書店スタッフ)
「1日も早くつづきが読みたい。巨大なクマにのりうつった邪悪な魂とはいったい何なのか? 太古の森、さまざまな部族、用意された舞台や描写が素晴らしいので期待しています。酒井駒子さんの画もとてもふさわしいです。」 (女性)


 ミシェル・ペイヴァーから日本の読者へのメッセージ

日本の読者のみなさん、こんにちは!
10歳の頃、先史時代の人々のような暮らしがしたいと、夢見ていました。弓矢を手に狩をし、獣の皮で衣服を作りたい。木の枝を組んで仮小屋を作りたい。そして、オオカミと友達になりたい!

『オオカミ族の少年』の物語が、私の夢をかなえてくれました。野性のオオカミたち、どこまでも続く太古の森、そして、その森で狩をする、勇敢で腕の確かな人々。私は、この物語を書くために、実際に森で生活しました。獣の毛皮を敷いた上で眠り、トナカイの肉を食べ、樹皮で包んで火種を持ち運ぶやり方を習いました。クマと出会うという、肝をつぶす体験もしました。

すべて、読者のみなさんに、トラクやウルフと一緒に、森の中にいるような感覚を持ってもらうためです。私自身、この本を書いている時に、物語の世界がぐんぐん身近になってきて、私を見上げるウルフの目が見えるような気がしたり、ウルフを呼ぶトラクの声を聞いたように思ったことが、何度もありました。みなさんが、それを感じてくださると、うれしいです。みなさんが、冒険を楽しまれますように!!

商品内容

要旨

「おまえに誓ってほしいことがある」父さんが言った。「山を見つけるんだ。“天地万物の精霊”が宿る山だ。…そこにしか望みはない」―紀元前4000年の森―巨大なクマの姿をした悪霊に襲われた父との誓いを守り、“精霊の山”をさがす旅に出たトラク。道連れは、生まれて間もない子オオカミのウルフ。“案内役”とは?精霊にささげる“ナヌアク”とは?…いよいよ冒険が始まる。

出版社
商品紹介

太古の闇の世界、少年トラクと子オオカミの、光をとりもどすはるかな旅がはじまる…。注目のファンタジー刊行開始。映画化決定。

おすすめコメント

紀元前四千年の森。「山を見つけるんだ。天地万物の精霊が宿る山だ。そこにしか望みは無い。」悪霊に襲われた父との誓いを守り、精霊の山を探す旅に出た少年トラク。旅の道連れは生まれて間もない子オオカミのウルフ。かつてない壮大な物語が始まります。

出版社・メーカーコメント

紀元前4000年の森…。運命の絆で結ばれた少年と子オオカミが、巨大な悪に立ち向かう。

内容抜粋

本書「訳者あとがき」より

本書には、ほかのファンタジーにはない新しい面白さがあります。まず目をひくのは、今から六〇〇〇年前を舞台にしているという点です。この時代は、人間と動物や植物、あるいは自然現象との区別も今ほど定かではありません。今のように科学でなんでも説明しようとすることもないので、不思議な事、幻想的なことが日常的に起こります。現実の生活の中にファンタジー的な要素が否応なく入り込んでいる時代が、この作品の舞台なのです。

著者紹介

ペイヴァー,ミシェル (ペイヴァー,ミシェル)   Paver,Michelle
オックスフォード大学で生化学の学位を取得した後、薬事法を専門とする弁護士になる。神話、民俗学、考古学の書物を読みあさり、アイスランドやノルウェー等に旅をしては物語の構想を練り上げていった。現在、「千古の闇」シリーズの続編を執筆中
さくま ゆみこ (サクマ ユミコ)  
出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳家・編集者。玉川大学・大学院非常勤講師
酒井 駒子 (サカイ コマコ)  
東京芸術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)