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最後の晩餐

光文社文庫 か40−1

出版社名 光文社
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-334-74041-2
4-334-74041-3
税込価格 770円
頁数・縦 406P 16cm

e-hon夏の100冊 おすすめコメント

「腹のことを考えない人は頭のことも考えない。」古今東西の最低辺の一皿から至高のディナーまで、グルメにしてグルマンの作家による至芸の食談。
(2016年7月)

商品内容

要旨

「腹のことを考えない人は頭のことも考えない」S・ジョンソンの絶好の格言に導かれ繰り広げられる、古今東西、人の飽くなき欲望を思い知らせる食談の数々。歴史、文学、政治までをも軽妙洒脱な語り口で呑みこみながら、最底辺の食事から王様の食事、はては人肉嗜好まで。「食」の愉悦、深淵、その極北をあますところなく描きつくす、食の大全。

目次

どん底での食欲
女帝を食うか、女帝に食われるか
華夏、人あれば食あり
スパイは食いしん坊
日本の作家たちの食欲
芭蕉の食欲
王様の食事
自然に反逆して自然へ帰る
一匹のサケ
玄人はだし
大震災来たりなば―非常時の味覚
ありあわせの御馳走
神の御意志(インシ・アルラー)のまま
天子の食事
一群の怪力乱神
腹に一物
最後の晩餐

著者紹介

開高 健 (カイコウ タケシ)  
1930年、大阪市生まれ。大阪市立大卒。’58年、「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、次々に話題作を発表。ベトナム戦争のさなか、しばしば戦場に赴いた経験は、『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)、『夏の闇』などに凝縮され、高い評価を受けた。’79年、『玉、砕ける』で川端康成文学賞、’81年、一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’87年、自伝的長編『耳の物語』で日本文学大賞を受けるなど、受賞多数。’89年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)