• 本

トリツカレ男

新潮文庫 い−76−3

出版社名 新潮社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-10-106923-4
4-10-106923-9
税込価格 572円
頁数・縦 160P 16cm

e-hon夏の100冊 おすすめコメント

「こんな面白い本があったんだ!」と読書の愉しみを再認識させてくれること間違いなし!そして人にすすめたくなる一冊です。商品ページに掲載している書店レビューもこの本の魅力を見事に表現しています。ストーリーは敢えて語りません。ぜひご一読ください。(2016年7月)

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • たった160ページしかないこの短い物語の中に、どれほどたくさんの笑いと涙と愛がつまってるのでしょう!!
    何ていい本を読んだんだろうと思いました。気づいたらフフッと笑い、気づいたら涙をながし、そして気づいた時にはもう愛であふれています。
    “人生に無駄なことなどひとつもない”とよく聞きますが、まさにこの物語の主人公ジュゼッペが見本です!!まだ読んだことのないあなたに声を大にしておすすめします。420円税込です。ぜひっ!!

    (2013年11月7日)

商品内容

要旨

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。

出版社・メーカーコメント

この世でいちばんペチカをおもってるのは、トリツカレ男のジュゼッペ、このおれなんだ。せつなくまぶしい、まじりけなしのラブ・ストーリー! ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc. そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。まぶしくピュアなラブストーリー。

著者紹介

いしい しんじ (イシイ シンジ)  
1966(昭和41)年大阪生れ。京都大学文学部仏文学科卒。2000(平成12)年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』を発表。’01年、『トリツカレ男』発表。’03年、『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞受賞。’04年、『プラネタリウムのふたご』が三島賞候補作に。’05年、2年ぶりの書下ろし長篇『ポーの話』発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)