• 本

セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方 Collected Works of Chizuko Ueno

岩波現代文庫 学術 217

出版社名 岩波書店
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-00-600217-6
4-00-600217-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 262,7P 15cm

商品内容

要旨

もの欲しげな目に半開きの唇、しなりくねらせた肢体。世に流布するお色気広告を、ズバリ分析。社会が演出し、女に演技を求めている「女らしさ」、男が演技したがっている「男らしさ」の実態を大胆に、そして軽妙な筆致であばき出す。男女共にまとう「社会的衣服」を身ぐるみはがされる、キケンで快感一杯の“処女喪失作”。

目次

プロローグ この世は男と女でできている。そこで…
1 「夫婦茶碗」のおそろしい秘密―巨人軍は勝たねばならぬ、女は弱くあらねばならぬ
2 女が「発情のお知らせ」をするとき―五歳だろうが百歳だろうが、女がみんなぶりっ子をする理由
3 女は「曲芸」に生きる―さあさあごらん。オンナが見せる、つらい世間の綱渡り
4 ハズレ者とハズサレ者―鬼が見つけてくれないカクレンボほど悲しい遊びがあるだろうか
5 女は、ここまで「できあがって」いる―男の自尊心が裸のミノムシにされそうな、きつーい時代の到来
エピローグ 女社会は、至福の千年王国か

著者紹介

上野 千鶴子 (ウエノ チズコ)  
1948年、富山県に生まれる。1977年、京都大学大学院社会学博士課程修了。平安女学院短期大学、京都精華大学などを経て、東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)