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遥かなる水の音

出版社名 集英社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-08-771327-5
4-08-771327-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 341P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 遥かなる水の音

    サハラの砂漠を終着点にした、壮大にして静かなるロードストーリー。人と人をつなぐ愛の形を模索する旅のつながり。小説すばる新人賞の受賞で鮮烈にデビューした村山由佳ももはや、ベテランの貫禄に到達している。とはいえ、いつまでもみずみずしさを失わないでいるのが彼女の文体の特徴でもあり、真骨頂となるところなのだろう。息の長い女流作家の代表格だ。

    (2009年12月8日)

商品内容

要旨

パリで、ひとりの青年が死んだ。最期をともに過ごした同居人は、ゲイの中年フランス人だった。青年の遺言は、「遺灰をサハラにまく」こと。フランス、スペイン、モロッコ―。青年の姉、友人のカップル、同居人のグループは、様々な思いを抱えたまま、遺言を叶える旅に出るが…。

出版社
商品紹介

「死んだら遺灰をサハラにまいてほしい」。弟の遺言を叶えるため、姉は弟の友人や恋人らと共にモロッコを旅することに…。

出版社・メーカーコメント

サハラ砂漠を舞台にした傑作ロード・ノベル! 「死んだら遺灰をサハラにまいてほしい」。弟の遺言を叶えるため、姉は弟の友人や恋人らと共にモロッコを旅することに。葛藤を抱えた大人達が、旅の果てに辿り着いたのは…。多様な愛のかたちを描く長編小説。

著者紹介

村山 由佳 (ムラヤマ ユカ)  
1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。93年『天使の卵 エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第16回島清恋愛文学賞、第4回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)