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能を読む 1

翁と観阿弥 能の誕生

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-04-653871-0
4-04-653871-6
税込価格 7,150円
頁数・縦 558P 22cm
シリーズ名 能を読む

商品内容

要旨

能を知るたのしみ。能の源流「翁」の世界をひらき、観阿弥の先駆を読み解く。新釈の現代語訳がひらく能の新たな世界。演者の言葉から能の心にふれ、論考で能の核心に迫る。

目次

能を読む―曲解説・現代語訳(翁
葵上
蘆刈
海士
綾鼓
鵜飼
雲林院(古形)
柏崎
通小町
金札
自然居士
昭君
卒塔婆小町

出版社
商品紹介

上演機会が多い名作128曲。新訳の現代語訳で“能を読み”、尖鋭な論考で“能を解き”、演者から“能を聞き”、「読み解く」シリーズの第1回配本。能の源流と言われる「翁」と観阿弥の曲など19曲を収録。

おすすめコメント

新釈の現代語訳で“能を読み”、尖鋭な論考で“能を解き”、演者の言葉から“能を聞く”。本巻では能の源流「翁」と観阿弥など、世阿弥以前の作品19曲を収録。能の起源と観阿弥の先駆性を読み解く。

出版社・メーカーコメント

梅原猛:1925年生。哲学者。初代、国際日本文化研究センター所長。「梅原日本学」を確立後、能を研究。能関係著書に『うつぼ舟』1〜4などがある。観世清和:1959年生。二十六世観世宗家。重要無形文化財総合指定保持者。能の普及に尽力し、現代の能楽界を牽引する。

著者紹介

梅原 猛 (ウメハラ タケシ)  
哲学者。1925年、宮城県に生まれ愛知県で育つ。京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長などを歴任。哲学から仏教の研究に入り、その間に『隠された十字架』『水底の歌』を執筆。「梅原日本学」を確立。その後、能を研究
観世 清和 (カンゼ キヨカズ)  
二十六世観世宗家。1959年、二十五世観世左近の長男として生まれる。父に師事し、初舞台は四歳。1990年家元継承。「箱崎」「丹後物狂」「阿古屋松」など世阿弥自筆本の復曲に取り組む。芸術選奨文部大臣新人賞受賞。フランス文化芸術勲章シュバリエ受賞。社団法人観世会理事長。財団法人観世文庫理事長
天野 文雄 (アマノ フミオ)  
能楽研究者。1946年、東京都生まれ。大阪大学名誉教授。国学院大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(法政大学)。『翁猿楽研究』で第十八回観世寿夫記念法政大学能楽賞、『世阿弥がいた場所』で第五回木村重信民族藝術学会賞、第四十回日本演劇学会河竹賞を受賞
土屋 恵一郎 (ツチヤ ケイイチロウ)  
法哲学者・能楽評論家。1946年、東京都生まれ。明治大学法学部教授。能の研究上演団体「橋の会」運営委員、芸術選奨選考委員(古典芸能部門)、芸術祭審査委員(演劇部門)を歴任
中沢 新一 (ナカザワ シンイチ)  
思想家・人類学者。1950年、山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長。宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域にしなやかな思考を展開する。『対称性人類学カイエ・ソバージュ5』で第三回小林秀雄賞、『アースダイバー』で第九回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)