書店レビュー
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希望荘
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
大人気作家の宮部みゆき作品のうち、その中でもひと際人気を誇る「杉村三郎シリーズ」の第4弾がでた。現代ミステリーが4つの中短編で構成される。主人公の杉村が独身となって、心機一転、私立探偵事務所を始める。どの作品も、宮部ならではの味わいにあふれる。まずはこの希望荘から読み始めても大丈夫。これまで杉村シリーズを読んだことのない読者も、きっととりこになりますよ。
(2016年8月7日)
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商品内容
要旨 |
家族と仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に私立探偵事務所を開業する。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年発生した女性殺害事件を解決するカギが隠されていた!?(表題作「希望荘」)。「聖域」「希望荘」「砂男」「二重身」…私立探偵・杉村三郎が4つの難事件に挑む!! |
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出版社・メーカーコメント
探偵・杉村三郎シリーズ、待望の第4弾!その部屋には、絶望が住んでいた――。宮部ファン待望の14か月ぶりの現代ミステリー。特に人気の「杉村三郎シリーズ」の第4弾です。本作品は、前作『ペテロの葬列』で、妻の不倫が原因で離婚をし、義父が経営する今多コンツェルンの仕事をも失った杉村三郎の「その後」を描きます。失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録。