• 本

日輪草 泥濘の十手

小学館文庫 Jあ03−2 小学館時代小説文庫

出版社名 小学館
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-09-407340-9
4-09-407340-X
税込価格 902円
頁数・縦 411P 16cm

商品内容

要旨

芸者衆が料理屋で着物を披露し合う衣装競べの最中、毒殺が起こった。偶然店にいた岡っ引きのおまき、大店の跡継ぎ亀吉、博学の要は探索に奔る。手がかりは亡骸が握っていた饅頭に潜む黄色い粉。が、探索は進まず、同心の飯倉も姿を見せない。焦る中、地本問屋の春木屋仁右衛門が現れる。絵の巧い亀吉と算術が得意な要に算術絵本を造らせたいという。店まで連れて行かれたふたりは料理屋で見かけた少女ひなと再会する。絵心あるひなも仁右衛門に呼ばれたらしい。心躍る亀吉だったが、探索が思いもしない方へ動き出す。予想外の真相に胸が震える感動の第二弾!

出版社・メーカーコメント

衣装競べの裏で料理人を毒殺したのは誰だ? 一流の料理屋で毒による殺しが起こった。死んだのは料理人の平次だ。深川の芸者衆が綺麗な着物をまとい、料理屋の庭で披露し合う「衣装競べ」の最中のことだった。たまさか店に居合わせた甘味処の看板娘にして岡っ引きのおまき、材木問屋の跡継ぎの亀吉、物知りの要の三人は早速探索に奔る。手がかりは、亡骸が手にしていた饅頭の中に隠されていた黄色い粉。しかし、何日経っても探索は一向に進まず、同心の飯倉も姿を見せない。

著者紹介

麻宮 好 (アサミヤ コウ)  
群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て、中学入試専門塾で国語の講師を務める。2020年、第一回日本おいしい小説大賞応募作『月のスープのつくりかた』を改稿し、デビュー。2022年、『泥濘の十手』(刊行時、『恩送り泥濘の十手』に改題)で、第一回警察小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)