• 本

三代目桂三木助落語全集 完全版 CDブック

出版社名 小学館
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-09-480125-5
4-09-480125-1
税込価格 33,000円
頁数・縦 137P 27cm

商品内容

目次

三木助写真館
私にとっての主人は今も、粋で鯔背な五〇歳(小林仲子)
仕種の美しさ、省略のセンス、会話の呼吸。一本選ぶなら『へっつい幽霊』だろうな(立川談志)
三木助一代―博打に明け暮れる日々。夫人との出会いからつかんだ束の間の幸せ(保田武宏)
対談 短い生涯ゆえの燦めき(山本進
清水一朗)
今の時代には継承されにくい、押したり引いたりしない芸(川戸貞吉)
合わない噺はやらない。自分をよく知る噺家(都家歌六)
「『芝浜』の稽古を」。死の床で、小さんに頼んでくれたあたしのこと(入船亭扇橋)
帯の幅を二分詰めて。稀代のスタイリストだった(柳家小はん)
「小型じゃダメだよ」。とことん貫いた美学(林家木久扇)〔ほか〕

おすすめコメント

三木助写真館 003 私にとっての主人は今も、粋で鯔背な五〇歳 小林仲子 015 仕種の美しさ、省略のセンス、会話の呼吸。 一本選ぶなら『へっつい幽霊』だろうな 立川談志 020 三木助一代――博打に明け暮れる日々。 夫人との出会いからつかんだ束の間の幸せ 保田武宏 027 対談 短い生涯ゆえの燦めき 山本進×清水一朗 037 今の時代には継承されにくい、 押したり引いたりしない芸 川戸貞吉 048 合わない噺はやらない。 自分をよく知る落語家 都家歌六 054 『芝浜』の稽古を。 死の床で、小さんに頼んでくれたあたしのこと 入船亭扇橋 056 帯の幅を二分詰めて。 稀代のスタイリストだった 柳家小はん 058 「小型じゃダメだよ」。 とことん貫いた美学 林家木久扇 061 三木助の系譜 橘 左近 064 三木助の日記から 小林茂子 066 CD収録音源解説 保田武宏(音源メモ/草柳俊一) 071 芝浜/ざこ八/へっつい幽霊/宿屋の仇討/崇徳院(一)/味噌蔵/道具屋/長短(一)/さんま火事/たがや/化物使い/三井の大黒(一)/時そば/ねずみ/猫忠/加賀の千代/宿屋の富(一)/巻き返し(一)/鉄拐/お血脈/近日息子/長屋の花見/強情灸/試し酒/按摩の炬燵/御神酒徳利 /一本刀土俵入/人形買い(一)/蛇含草 火事息子/大工調べ/巻き返し(二)/三井の大黒(二)/長短(二)/樟脳玉/宿屋の富(二)/人形買い(二)/万金丹/饅頭こわい/崇徳院(二)/唖の釣/不精床/手紙無筆/辻占/かしま/連想試験/左の腕/NHKラジオ『朝の訪問』/NHKラジオ『とんち教室』第4回終業式 三木助年譜 保田武宏 128 三木助出演記録 保田武宏 130 父と桃の記憶 小林茂子 137

出版社・メーカーコメント

三木助の現存する落語音源46本すべて収録大晦日の晩、亭主を騙していたことを告白し、詫びる女房。その気持ちを思いやり、感謝する亭主。落語『芝浜』は夫婦の絆を鮮やかに描き、年末の落語の筆頭に挙がる噺だが、『芝浜』をここまで大きくしたのは、ひとえに三代目桂三木助(1902〜1961)の功績といってよいだろう。博打に明け暮れて一時は落語家を廃業。ふたまわり以上年下の仲子夫人と出会って心機一転。『芝浜』で芸術祭奨励賞に輝くも、がんに倒れ、3人の幼子を遺して昭和36年、58歳でこの世を去る。その人生は、半ば伝説のように語り継がれているが、これまで、三木助の全集は世に出ていなかった。本書は、2011年1月16日で没後50年を迎えるのを機に、初めて世に出る三木助のCD全集である。CD16枚に、現存する三木助の落語音源すべて(40演目46席)を収録。『近日息子』『鉄拐』『蛇含草』『一本刀土俵入』など、初商品化19席を含む。落語家の個人全集をうたう商品は少なくないが、全音源を網羅した真の「全集」は空前絶後。138頁の書籍には、仲子夫人、立川談志らのインタビュー、詳細な音源解説を掲載。三木助58年の生涯すべてが、この一冊に詰まっている。