• 本

コンビニ店長の残酷日記

小学館新書 252

出版社名 小学館
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-09-825252-7
4-09-825252-X
税込価格 814円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

日本全国に5万店以上あり、原則24時間、365日営業で飲食料品はもちろん、各種サービスも豊富で、コンビニは今や我々にとって欠かせない存在となっている。ただ、その分、従業員への負担は増える。ひときわツライ立場にいるのが店長(オーナー)だ。当然、残業代なんていうものは出ない。食卓に廃棄弁当が並べられるのは当たり前。恵方巻きなどのキャンペーン商品でノルマ未達だと自腹購入もする。そして、トンデモ客に翻弄される姿には哀愁が漂う。そんなコンビニ店長の奮闘記。

目次

第1章 新春から店長は七転八倒(元日~3月)(年明け最初のお買い上げは194円也
悩ましい雑誌の立ち読み問題 ほか)
第2章 年度初めも波瀾万丈(4月~6月)(コンビニの売上は「立地」で決まる
出店前の研修は軍隊式 ほか)
第3章 真夏の黒い事件簿(7月~9月)(お中元の予約受注に四苦八苦
深夜働く主婦に情が移る ほか)
第4章 冬に向かって撃て!(10月~12月)(お祭りは稼ぎ時
「貸せ貸せ星人」が来襲する ほか)

出版社・メーカーコメント

驚くべきコンビニの内幕と人間模様を大公開 日本全国に5万店以上あり、原則24時間、365日営業で飲食料品はもちろん、日用品からペットのエサまで必要なものは大抵揃う。各種サービスも豊富で、もはや、コンビニなしの生活など考えられない。ただ、その分、従業員への負担は増える。多忙な上に次々と登場する新サービスのマニュアルをすべて覚えるのは至難の業だ。その中でもひときわツライ立場にいるのが店長(オーナー)だ。最近ではアルバイトも集まらず、その分、店に出る時間は長くなる。独立した経営者という立場のため、当然、残業代なんていうものは出ない。人件費を浮かせるために奥さんに頼み込んでシフトに入ってもらうのは当たり前だ。意外と知られていないが、店頭で売っているおでんやコロッケなどの揚げ物などには「ノルマ」があり、その数字を達成するために自腹を切って、その数字を達成させたりする店もある。そこまでするのは、本部チェーンからやる気がないと見なされて「契約解除」を通告される怖れがあるからだ。そんなコンビニ店長の哀愁漂う「日記」には、知られざる内情がたっぷりと詰まっている。【編集担当からのおすすめ情報】 著者の三宮さんは、とにかくコンビニという仕事を愛しています。やりがいも感じて日々、格闘していますが、その中で様々な「事件」に出くわしています。理不尽なお客さんのとんでもない行動や、トイレやゴミを巡る問題に頭を悩ませる姿は現代日本の縮図ともいえます。「街のインフラ」の裏には、驚くべき真実がありました!

著者紹介

三宮 貞雄 (サンノミヤ サダオ)  
中核都市の郊外でコンビニ店を営むオーナー店長。大学の経済学部を卒業後、いったんはメーカーに就職するも、会社の早期退職制度を利用して退職。ある大手コンビニチェーンのフランチャイズ店の店長として働いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)