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そばの科学

食物と健康の科学シリーズ

出版社名 朝倉書店
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-254-43556-6
4-254-43556-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 165P 21cm

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要旨

世界で日本食ブームが起きて久しいが、われわれ日本人が思い浮かべるであろう日本食の中に「そば」があるのは間違いない。だが実は、植物のそばを使った料理は世界各地にあり、そばを伝統的な日本固有の食品と言い切ることはできない。では、そもそも「そば」とはどんな特性を持った食品なのだろうか。
本書では、長年にわたり研究に取り組んできた国内外の研究者が、食文化、植物学、栄養学、医学などさまざまな側面からそばを解説している。最近の研究で、一般的に食される「普通そば」の植物としての起源はヒマラヤ山岳地帯であり、栽培起源は中国南西部であることがわかったという。そこから朝鮮半島を経て日本に伝わる一方で、シルクロードなどを介して欧州やロシアに広まった。欧州ではガレットなどのそば製品が有名だ。
編者は神戸学院大学名誉教授。農学博士。本書の執筆陣には編者の池田氏のほか、Ivan Kreft氏、本田裕氏、Gunilla Wieslander氏、Dan Norback氏、朝見祐也氏、鈴木達郎氏、笠島真也氏が加わっている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年7月10日]

商品内容

目次

1 そば利用の歴史と食文化
2 そばの植物学
3 そばの栄養学
4 そばのおいしさの科学
5 ダッタン種そばとその特性
6 世界的伝統食品としてのそば食品の利用加工
7 未来社会におけるそば活用の展望

著者紹介

池田 清和 (イケダ キヨカズ)  
1947年京都府に生まれる。現在、神戸学院大学名誉教授。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)