• 本

じっくり味わう代数学

出版社名 オーム社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-274-22624-3
4-274-22624-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 220P 21cm

商品内容

要旨

初等整数論から作図問題、暗号と代数学の関連などを、会話や図解を絡めながら4つのステップでやさしく解説。

目次

1 1次不定方程式の代数学(お前はすでに解けている!―同値変形と行列の基本変形
割って割られて、割られて割って―ユークリッドの互除法
まずは基本のソースから―基本方程式
結局、切手は何枚買ったのか?―すべての整数解の決定)
2 筆算の代数学―開平法のアルゴリズムを探れ!(求めて得たいと四苦八苦―開平法完全マスター
割り算は、かけ算だ!―割り算のメカニズム
開平法のテイスティング―アルゴリズムの解明)
3 続・筆算の代数学―開立法、その先に(ブロック3つで超ゴージャスに―開立法の設計
ひと手間加えて、進化する筆算―χ3+5χ=100を解く
「解ける」とか「解けない」とか―解の公式とは?)
4 定規とコンパスの代数学―デロスの問題(定規とコンパスでペンタゴン―正五角形の作図
作図の代数学的考察―デロスの問題へのアプローチ
決着は時短レシピで―デロスの問題の否定的解決)
5 暗号の代数学―フェルマの小定理とRSA暗号(隠れた数を言い当てろ―不思議の国の数あてゲーム
RSA暗号と数あてゲームとフェルマの小定理
最期の授業―フェルマの小定理の証明と代数学)

出版社・メーカーコメント

方程式からフェルマの小定理まで、代数学の魅力を堪能しよう!本書は、代数学の基礎をやさしく学べる入門書です。代数学の学習においては、いきなり群・環・体からスタートすると挫折しかねません。そこで本書では、初等数学論からガロア理論の基本までを、会話や図説を絡めながら、各節を4つのステップで順を追って解説しています。数学に苦手意識のある方でも気軽に読み進められる一冊です。

著者紹介

海老原 円 (エビハラ マドカ)  
1962年東京生まれ。1985年東京大学理学部数学科卒業。同大学院を経て1989年学習院大学助手。現在埼玉大学大学院理工学研究科准教授。博士(理学)東京大学、専門は代数幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)