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化石のきほん 最古の生命はいつ生まれた?古生物はなぜ絶滅した?進化を読み解く化石の話

やさしいイラストでしっかりわかる

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-416-52307-0
4-416-52307-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 143P 21cm

商品内容

要旨

「化石」と聞いて、何を思い浮かべますか?博物館での人気者といえば恐竜など大型古生物の体化石ですが、彼らの暮らしぶりを想像するには足跡や糞など生痕化石の調査も欠かせません。古生物が生きた当時の環境を知りたければ、目に見えない分子化石を分析することも必要です。本書では、バラエティーに富んだ化石を通じて、生命の歴史や地球環境の変動について、イラストを使ってわかりやすく解説します。化石はどのようにできるのか、生命はどのような進化を遂げたのか、化石から何がわかって、何がわからないのか…。様々な視点から化石を捉えることで、生命とは何か、そして地球のありかたについて、一緒に考えてみませんか?

目次

1 ようこそ化石の世界へ(恐竜だけじゃない!化石の魅力
化石とは何か ほか)
2 地層と化石(地層とは何か
地層のできかた ほか)
3 化石とたどる生命の歴史(最古の生命はいつ生まれた?
生命の初期進化 ほか)
4 化石から読み解く地球環境(地球の年齢はどうしてわかる?
気候変動のヒント ほか)
5 めざせ古生物学者(古生物学者への道
日本で見つかった化石 ほか)

出版社・メーカーコメント

地学がもっと楽しくなる、地球をもっと好きになる。古生物学の新しい入門書ができました。「化石」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 博物館での人気者といったら恐竜など大型古生物の体化石ですが、彼らの暮らしぶりを想像するには足跡や糞といった生痕化石の調査も欠かせません。生痕化石は体化石と比べると地味に思えるかもしれませんが、体化石だけでは知り得ない行動の痕跡を明らかにしてくれます。また、古生物が生きた当時の地球環境を知りたければ、目に見えないほど小さな分子化石を分析することも必要です。一口に「化石」と言っても、その種類は多様で、研究アプローチも異なります。また、「化石研究」と聞くと発掘をイメージされるかもしれませんが、それは古生物学において氷山の一角でしかありません。時には、生きている動物からヒントを得ることもあります。本書では、バラエティーに富んだ化石を通じて、生命の歴史や地球環境の変化について、イラストを使ってわかりやすく解説します。化石はどのようにできるのか、生命はどのような進化を遂げたのか、地球はどのような歴史をたどったのか、化石から何がわかって何がわからないのか……。様々な視点から化石を捉えることで、生命とは何か、私たちが暮らす地球のあり方について、一緒に考えてみませんか? 最新研究を多数ピックアップしているので、これから古生物学を学びたい方にもおすすめの一冊です。■目次(仮)Chapter1 ようこそ化石の世界へChapter2 地層と化石Chapter3 化石とたどる生命の歴史Chapter4 化石から読み解く地球環境Chapetr5 めざせ古生物学者

著者紹介

泉 賢太郎 (イズミ ケンタロウ)  
古生物学者。千葉大学教育学部准教授。博士(理学)。1987年、東京都生まれ。2015年、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。専門は生痕化石に記録された古生態の研究など。大学生時代は応援部に所属し、「チバニアン」研究チームでも活躍した。SNSで古生物学の魅力を発信中
菊谷 詩子 (キクタニ ウタコ)  
イラストレーター。神奈川生まれ、東アフリカ育ち。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程中退後、米カリフォルニア大学サンタクルーズ校へ留学(サイエンスイラストレーション専攻)。アメリカ自然史博物館でのインターン期間を経て、日本で教科書や図鑑等のイラストを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)