ベリングキャット デジタルハンター、国家の嘘を暴く
| 出版社名 | 筑摩書房 | 
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| 出版年月 | 2022年3月 | 
| ISBNコード | 
													978-4-480-83722-6
													 (4-480-83722-1)  | 
											
| 税込価格 | 2,090円 | 
| 頁数・縦 | 366P 19cm | 
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 ウクライナ軍事侵攻にあたり、ロシア側による虚偽と疑われる情報拡散が事態をさらに混迷に導いているようだ。そんななか、誰でもアクセスできるオープンソースの情報を用いて虚偽を暴くOSINT(オープンソース・インテリジェンス)の手法が注目されている。その第一線にいるのが「ベリングキャット」だ。本書では、2014年の発足以来、数々の成果を上げ評価と信頼を高めている調査報道ユニット「べリングキャット」の創設者自らが、その活動について詳細に語っている。べリングキャットという名称は、「猫に鈴をつける」ことを意味し、無料の衛星画像、SNSの書き込みなど、インターネット上に公開されている情報を分析・検証することで、主に国家や権力者が意図的に流すフェイクニュースなどの虚偽情報を暴き、揺るぎない真実を明らかにする活動を続けている。べリングキャットは現在、18人の中核チームと数十人のボランティアスタッフ、そして世界各地に散らばる一般市民からの情報提供や分析報告をもとに活動を続けている。著者は、べリングキャットの創設者で現在も中心人物として活躍するほか、カリフォルニア大学バークレー校の〈ヒューマン・ライツ・センター〉研究員、国際刑事裁判所の技術顧問委員会メンバーも務める。  | 
                                
商品内容
| 要旨 | 
												 大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から注目される調査報道ユニット“ベリングキャット”。シリア政府の戦争犯罪をあばき、ロシアの暗殺者の身元を特定し、ウクライナで民間機を撃墜した黒幕をも突き止める。いったいかれらは何者なのか。なぜそんなことが可能なのか。始まりは、キッチンテーブルで見た“アラブの春”の現地動画だった。ここはどこだ、映っているのは本物なのか。オンラインゲームにはまっていた著者は、ネット上に集った仲間とともに、独学でまったく新しい調査手法を作り上げてゆく。かれらが使うのは、SNSの投稿や流出した名簿など公開された情報のみ。フェイクもプロパガンダも混在するウェブ情報のなかから、権力者たちが望まない真実へたどりつくのだ。権力者は平然と、見えすいたウソをつく。その虚偽を覆すことは私たちにも可能だ―。ポスト真実の時代に生まれたデジタルハンターたちの活躍を描く。  | 
										
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| 目次 | 
												 1 ラップトップ上の革命―ネット調査の可能性に気づく  | 
										



出版社・メーカーコメント
国家は平然と嘘をつく。その虚偽を真っ先に暴いたのは大手メディアではなく、オンラインに集う無名の調査報道集団だった。世界中が注目する彼らの活動を初公開。平然とウソをつく権力者にふつうの市民がいかにして立ち向かうか。 大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から注目される調査報道ユニット〈ベリングキャット〉。シリア政府の戦争犯罪をあばき、ロシアの暗殺者の身元を特定し、ウクライナで民間機を撃墜した黒幕をも突き止める。いったいかれらは何者なのか? なぜそんなことが可能なのか? 始まりは、キッチンテーブルで見た〈アラブの春〉の現地動画だった。ここはどこだ、映っているのは本物なのか。オンラインゲームにはまっていた著者は、ネット上に集った仲間とともに、独学でまったく新しい調査手法を作り上げてゆく。 かれらが使うのは、SNSの投稿や流出した名簿など公開された情報のみ。フェイクもプロパガンダも混在するウェブ情報のなかから、権力者たちが望まない真実へたどりつくのだ。 権力者は平然と、見えすいたウソをつく。その虚偽を覆すことは私たちにも可能だ──。ポスト真実の時代に生まれたデジタルハンターたちの活躍を描く。