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POSITIVE DEVIANCE 学習する組織に進化する問題解決アプローチ

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-492-53435-9
4-492-53435-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 407P 21cm

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要旨

複雑で解決が困難な問題を解決する、ポジティブデビアンス(PD)というアプローチが注目されている。世界41カ国で、子どもの栄養不良、学校の退学率、ウイルスの院内感染、新生児や母子保健、少女の人身売買などの問題解決において効果を上げているからだ。PDとは、どんな手法なのだろうか。本書では、コミュニティや組織の中で、多くの人に問題が降りかかる中、被害を免れている少数の例外(ポジティブな逸脱者)に着目し、現場主導で問題解決に挑むという「PDアプローチ」を、豊富な実践事例を交えて紹介。社会問題の解決だけでなく、ビジネスにも応用可能なPDアプローチは、上位のリーダーや外部の専門家が解決策を示し、トップダウンでそれを実行させるのとは異なる。コミュニティや現場で働く者たち自身が、自分たちの中から「成功した例外(=PD)」を見つけ出し、彼らと同じ行動をボトムアップで全体に浸透させる。著者のリチャード・パスカルはビジネスコンサルタントでオックスフォード大学サイードビジネススクール・アソシエイトフェロー。ジェニー・スターニンはPDアプローチの生みの親で、NGOセーブ・ザ・チルドレンのディレクター、ハーバードビジネススクール学長補佐などを歴任した。モニーク・スターニンはセーブ・ザ・チルドレンのディレクター。PDイニシアチブ共同創設者であり、タフツ大学准教授を務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年4月16日]

商品内容

要旨

世界41カ国で実践!SDGs時代の問題解決バイブル。最悪の現場で唯一成果を上げる逸脱者を探せ!日本語版オリジナル、ビジネス視点の訳者解説。

目次

第1章 あらゆる困難を乗り越えるポジティブな逸脱者を探せ!
第2章 目前に迫った危機が新たな機会を生み出す
第3章 慣習と伝統をいかに変化と調和させるか
第4章 どのようにして解決策を実行してもらうか
第5章 早い段階での勝利、浪費された利益
第6章 問題は解決されるまで本当に理解することができない
第7章 漸進的な学習プロセスが意図しない結果をもたらす
第8章 学習する組織のマネジメント
付録 PDアプローチの基本的なフィールドガイド

出版社・メーカーコメント

現場が自ら考えて行動する問題解決アプローチを20年間、41カ国で実践した事例をもとに解説。SDGs時代の必読書、待望の翻訳!

著者紹介

パスカル,リチャード (パスカル,リチャード)   Pascale,Richard
ベストセラー作家、世界有数のビジネスコンサルタント、オックスフォード大学サイードビジネススクール・アソシエイトフェロー。スタンフォードビジネススクールに20年間在籍し、そのMBAプログラムで最も人気のあるコース「Organizational Survival(組織の生存戦略)」を指導した
スターニン,ジェリー (スターニン,ジェリー)   Sternin,Jerry
PDアプローチの生みの親。セーブ・ザ・チルドレンのディレクター、ハーバードビジネススクール学長補佐などを歴任。PDイニシアチブ創設者であり、同代表を務めた。2008年没
スターニン,モニーク (スターニン,モニーク)   Sternin,Monique
セーブ・ザ・チルドレンのディレクター。PDイニシアチブ共同創設者であり、タフツ大学准教授を務める
原田 勉 (ハラダ ツトム)  
神戸大学大学院経営学研究科教授。1967年京都府生まれ。スタンフォード大学よりPh.D.(経済学博士号)、神戸大学より博士(経営学)。神戸大学経営学部助教授、科学技術政策研究所客員研究官、INSEAD客員研究員、ハーバード大学フルブライト研究員を経て、2005年より現職。専攻は、経営戦略、技術マネジメントなど。大学での研究・教育に加え、企業の研修プログラムの企画なども精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)